名商大ビジネススクールが、世界で最も信頼され影響力のある英国フィナンシャル・タイムズのMBAランキング(通称「FTランキング」)において、日本の大学として初めてランクインしました(国内1位、アジア太平洋18位)。
FTランキングとは
FTランキングの特徴は「卒業後の成果」と「国際性」に関する評価が全体の70%を占めている点です。ビジネススクールの世界で「FTランキング」は給与面の上昇が問われる、いわば教育投資としてのMBAの「費用対効果ランキング」として考えられている傾向にあり、今後も引き続き、社会からの評価に耐える国際的な教育研究の質的向上に力を注いで参ります。
日本初のランクインについて
今回のランキングには、上海交通大学、CEIBS、シンガポール国立大学、香港大学、メルボルンビジネススクールなど、世界で活躍するビジネスリーダーを輩出し続けているトップスクールが名を連ねています。その中で、本学のMBAプログラムが「Executive MBA部門」で堂々の18位(国内1位)にランクされました。このランクンインは本学のミッションである「開拓者精神」を備えた次世代リーダー育成が高く評価された結果と考えています。
世界のビジネススクールでは実務経験豊富(通常15年以上)な社会人を対象としたMBA課程は、実務経験が比較的少ない参加者を対象とするMBA(通常3年以上)と区別するために「Executive MBA(EMBA)」と呼ばれています。さらに、実務経験を必要としない経営学に関する修士課程は「MiM(Masters in Management)」として区別されます。
EMBA順位 | ビジネススクール | 地域 | |
1 | HKUST | 香港 | |
2 | University of Hong Kong | 香港 | |
3 | CEIBS | 中国 | |
4 | Shanghai Jiao Tong University: Antai | 中国 | |
5 | National University of Singapore | シンガポール | |
6 | Nanyang Business School | シンガポール | |
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16 | Melbourne Business School | オーストラリア | |
17 | National Sun Yat-sen University | 台湾 | |
18 | NUCB Business School | 日本 |
フィナンシャル・タイムズ
イギリスで発行されている経済紙として世界の企業の時価総額をランキングし、フィナンシャル・タイムズ・グローバル500を毎年発表している。ランキング作成にあたっての評価領域は以下の通りとなります(ウェイト順)
- CAREER OUTCOMES - 卒業後の成果
- INTERNATIONALIZATION - 国際性
- THOUGHT LEADERSHIP - 研究活動
- SATISFACTION LEVEL - 満足度
- PROMOTION OF WOMEN - 女性の活躍
- RETURN ON INVESTMENT - 費用対効果
出典:FT 2018 Americas and Asia-Pacific top 25 business school rankings