名古屋キャンパスで芳賀 裕子 先生が担当する経営戦略のアクティブラーニングの授業が開講されました。
様々な環境変化の中で企業は戦略的意思決定を続けなくてはなりません。その企業の立場をケースディスカッションを通し知ることで、自らの考えを再考することの重要性を理解しました。
企業が戦略的意思決定を続けなくてはならないことに企業規模は関係ありません。ケースを通じてアクティブラーニングで企業の経営戦略を学ぶことで、経営者の意思決定を疑似的に体験することができます。
競争が厳しい環境下で、企業はどのように持続的に成長したらよいか。そのためにはどのような戦略が必要か。これらを考えるために必要な視点、分析方法を授業の中で学んでいきました。
企業の規模に関らずケースを通じて疑似体験をする
企業の内部環境、外部環境を分析した上で、様々な経営上の意思決定を行うスキルを身につけました。理論的に考える力、理論的に説明する力を下記のケースを通じて学びました。
- ヤマト運輸株式会社 ドライバーが足りない!
- ヤマト運輸 vs. アマゾン株式会社
- 江戸切子の店 華硝
- 仕掛けて創る新市場「株式会社ルネサンス」
- 日本での失敗と再参入の成功
- サムスンと韓国のテーマパーク産業
- アサヒビールの飲料事業
- イケア: 日本での失敗と再参入の成功
- サムスンと韓国のテーマパーク産業
- アサヒビールの飲料事業
- 中国企業による地方企業のM&A ―富山県製薬企業の事例―
このケース以外にも最新の事例を取り上げ、外部環境の変化を理解し、内部環境を理解した上で戦略を策定することや、 事業拡大、中小企業の海外進出戦略、中小家族経営企業の事業継承と事業拡大についての課題を検証し、経営判断を疑似体験しました。
企業規模の大小だけでなく、業種も多種多様に取り扱いました。例えばスポーツジムのケースでは、サービス業が提供する価値について、経営者の立場で外部環境の変化を把握した上で、新たな戦略をどのように構築すればよいかを考えました。
また、学生からはイケアのケースが印象的との感想がありました。一度日本に進出したが失敗し、再度日本進出をし成功した企業として、海外展開を行う際の市場分析の重要性を理解したようです。知っている企業の企業戦略をケースを通じて知ることで、「これからも日々のニュースを意識して見ていきたい」「経営戦略のフレームを勉強できたことは、他の授業でも活用できそう」「M&Aについて知らなかったがこの授業を受けて理解できた」と、楽しく経営戦略を学べた様子が聞けました。