6月7日、6月14日の2回に分けて「業界・企業研究」をテーマとした3年生ガイダンスが開催されました。具体的な内容としては、リクルートキャリアの案内のもと、企業研究の方法を説明した後に、実際に自動車業界を例に出したワークを行いました。多くの3年生が企業研究を1度もしたことがないという状況でしたが、「知らない企業には行きたいと思わない」ということを再度理解してもらい、行きたい企業を自分から見つけにいくための方法を学生たちにお伝えしました。
人事担当者の声から見る業界研究の必要性
ガイダンスの中で企業の人事担当者が選考に「受からない学生」に対して抱く不満の上位3つのデータが示されました。それぞれ、学生の準備不足と大きく関わっています。
1位 我々の業界になぜ応募したのか話せない学生
→業界研究不足
2位 我々の企業になぜ応募したのか話せない学生が多い
→企業研究不足
3位 自分がどんな人間なのか話せない学生が多い
→自己分析不足
以上のデータからもわかるように、「業界・企業研究」が不足していると、選考活動を進めるにあたって大きくマイナスになってしまいます。なぜなら、「業界・企業研究」や「自己分析」は選考前までに当たり前に準備しておくものであると認識されており、やっていない学生に対しては最低限の努力もできないといった評価が与えられてしまうからです。
行きたい業界・企業の見つけ方
行きたい企業の見つけ方については以下の手順で行うと良いというアドバイスがありました。
1 興味関心のあることから広げる
例えば「自動車」に興味がある場合、自動車業界だけでなく、部品を作っている製造業の企業にまで範囲を広げて、「興味のある企業」を探していきます。
2 業界・企業を比較する
「行きたい企業」を見つけるには、1社について深く調べるだけでなく、比較することが必要です。「興味のある企業」を比べることで各企業が「強み」としているポイントが見えてきます。
今回のガイダンスで教わった業界・企業研究は自分でできるようになって初めて「行きたい企業」が見つかるようになると思います。キャリアサポートセンターでは今回のガイダンスだけで終わりにせず、継続的に「業界・企業研究」について考え、理解する機会を学生たちに提供していきます。