
名古屋キャンパス 都心型コース
経営学部1年 橋本侑奈さん
愛知県 名古屋国際高等学校出身
今年の夏、国際ボランティアでエストニアに行き、環境保全に携わった都心型コースの橋本さん。系列校の名古屋国際中学・高等学校時代から海外やJICAの青年海外協力隊に関心を持つようになったとのこと。海外プログラムが豊富な名商大に入学したら様々なことにチャレンジしたいという思いから、今回の参加を決めました。
海外ボランティアの活動内容は?
この夏はエストニアでのボランティアに参加しました。2週間かけて、昔教会だった施設に井戸を作る作業をしました。自分たちで何もないところから井戸を作るのは大変でした。材料になる石を集めたり、セメントを作ったり、水を運ぶためにバケツリレーをしたりと肉体労働ばかりでしたが、2週間後に井戸が完成したときは達成感がありました。ボランティアメンバーは11人で構成され、日本人は私と名商大の日進キャンパスに通っている学生の2人でした。海外に行ったらできるだけ英語で会話をしようと心がけていたので、他のボランティアメンバーと積極的に話しました。メンバーにはフランス人や韓国人、スペイン人、エストニア人がいて、英語が共通語になります。ただ、英語と一言で言っても訛りやクセがあって聞き取りづらいこともあり苦労しました。高校時代にカナダやイギリスにホームステイをしたことがあるので、滞在中はなんとかコミュニケーションをとることができました。
滞在期間中の出来事で印象的だったことは?
食事後の食器洗いを当番制にしていたのですが、ある日当番の人が食器洗いをしていなくて、モメたことがありました。なかなか解決しそうになかったので、日本人の男の子が食器を洗い始めました。他のメンバーはそれを見て、「あの子がしてくれたからもういいよね」という雰囲気で、手伝うことはしませんでした。日本ではそのような状況だと気遣って手伝おうとすると思うんですけど、海外だと自分から「手伝って欲しい」と意思表示しないといけないんだと学びました。日本では当たり前と思っていたことが海外では通用しないということに気づかされ、そのような価値観や文化の違いを受け入れることができるようになったと思います。
次に挑戦したい海外プログラムや目標はありますか?
今回のボランティアを通じて、もっと自分の意思表示をしっかりするよう心がけるようになりました。ボランティアメンバーとは、今でも連絡を取り合っているのですが、まだ言葉の壁があってスムーズにコミュニケーションをとることができません。今後は英語でもいろいろなことを伝えられるようになりたいです。
また、海外に行ったことで視野が広がったことや、つらい作業の後に達成感を得られたことから、自分に自信がつきました。この経験を次につなげたいと思い、海外でインターンシップができる「CAPI」に参加することを決めました。自分が将来何を仕事にしたいのか、それを見つけられるのはCAPIだと思い、今はガイダンスに参加しています。
最近はホテル業界に興味があります。小野裕二先生の「マーケティング論」の講義で、「ザ・リッツ・カールトン 大阪」のケースを勉強して以来、ホテル業界に興味を持つようになりました。CAPIに参加してホテルの業務に携わってみることで、本当に自分のやりたいことなのかどうか見極めたいです。
橋本さんは、国際ボランティアに参加しました。
取材:2016年10月27日