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センター試験の廃止

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大学入試の軸となっているセンター試験ですが、2020年には廃止され新しい2種類の入試が行われる可能性が出てきています。これらは従来の教育業界の常識を覆す入試改革と言っても過言ではないでしょう。なぜセンター試験が廃止されるのでしょうか。実は大学入試は今や現代の日本教育の「ガン」となりつつあるからです。受験生は皆、大学入試のための知識を詰め込む学習を強いられています。個人的な学習だけではいくらテストで良い結果を残そうと、偏差値の高い学校に進学をしようと、それまでの努力を将来社会に出た時に活かせない可能性があります。2020年以降の大学入試には、主体性・多様性・協調性が評価対象となる面接が導入されると言われているため、詰め込み型の学習のみが良いとされるわけではなさそうです。

これらに対応するために育成すべき能力があります。今や義務教育の世代にもITが浸透している時代です。パソコンやスマホひとつで、ありとあらゆる知識や情報がインターネット上に氾濫しています。手軽に調べられるとはいえ、情報に流されているだけでは知識を身につけたことにはなりません。では、その中から正しい情報を選択するには?ここで必要なのが「思考力」「判断力」「表現力」なのです。文部科学省がセンター試験を廃止し新試験を導入しようとする背景には、これらの力を身につけさせるためでもあります。マークシート方式の代わりに記述式が導入され、従来の暗記や詰め込み型の学習だけでは対応できない柔軟性が試される入試が行われることでしょう。文部科学省が提唱するアクティブラーニングも、このような試験改革に対応することや社会に出て自立するためのツールの一つとなります。



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