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深いアクティブラーニング

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アクティブラーニングは日本の大学に広がりつつありますが、内容の深い理解が伴わなければ、大学教育としては不足です。これからの時代に必要なのは「深いアクティブラーニング」です。単にアクティブラーニングを導入することだけが目的ではなく、いかに学生を「深い学び」に導くのかが問われる段階へときています。

アクティブラーニングは1993年にイギリスの教育機関学習向上プロジェクトによって提案された学習システムで、従来のレクチャー式の授業を聞き取って内容を暗記するといったような表面的な学習ではなく、実践的な体験を重視します。教員が何を教えるかということより、学生がどのように学ぶかという視点で授業を行います。
学生主体のアクティブラーニングを促すには、教員が脇役に徹することが大切です。アメリカでは教員のことを「ファシリテーター」と呼び、教員が授業の雰囲気作りをします。学生が積極的に授業に参加できるような空間作りをする役割です。現代の子供はICTにはとても敏感で積極的に関わることができますが、人とコミュニケーションを取るのが苦手な場合が多いので、教師が学生に発言を促してもなかなか喋りません。そこで教員がサポートをすることにより学生同士のグループ学習が活発になり、これが深いアクティブラーニングへの入り口となるのです。



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