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日本の受験が大きく変わる

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2014年に文部科学省がこれまでのマークシート方式の大学センター入試に変わり、2020年から思考力や表現力を問う記述式の新試験を開始するという発表をしました。従来の入学試験では知識を暗記して回答するというスタイルでしたが、2020年以降は「地方の観光名所に外国人を集客するためにはどうすべきか?」といった「正解」のない質問に答える力が問われます。文部科学省はビジネスで必要とされる正解のない問題に対しての課題解決能力を身につけた人材を育成するために、日本の教育に「アクティブラーニング」を導入すべきだという指針を出しました。

アクティブラーニングとは、参加者主体の学習方法で教員が一方的に話すだけの授業ではなく、生徒自身に考えさせ、グループスタディーで他人の意見から気づき、さらに自分なりの考えをまとめ、世界観を広げていく教育手法です。教員と学生が意思疎通を図りながら一緒になって授業を作り上げていく中でお互いに刺激をし合うことができます。この学びのスタイルは教育現場だけではなく、実は企業でも必要とされているのです。ビジネスでは正解のない質問や問題を解決していかなければならないのです。聞くだけの会議で発言が少なくなってしまっては、新しい発想やアイデアを出すことができません。国内外の消費者にも受け入れられるような「もの」や「サービス」が求められている現代社会でビジネスを成功させるためにそイノベーションが不可欠となります。よって高校や大学でのアクティブラーニングがとても重要になってくるのです。



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